書籍詳細情報
立方体P
茜は、もうここにはいない。
私の朝は早い。アラームと同時に目を醒まし、低血圧で中々起きて来れない茜のために朝ご飯を作る――だが、その茜は、もうここにはいない。茜は昨日、あかりちゃんとの同棲のために、長く共に過ごしたこの家を離れた。
大量の茜の荷物を梱包した段ボール箱が消え、残った「立方体P」を見せつけられ向き合わされる、琴葉葵の朝を淡々と描いた短編です。
※失恋やトラウマを抉る描写など、一部の方に不快な表現を含む可能性があります。ご購入の際は十分お気を付け下さい。
茜は、もうここにはいない。
私の朝は早い。アラームと同時に目を醒まし、低血圧で中々起きて来れない茜のために朝ご飯を作る――だが、その茜は、もうここにはいない。茜は昨日、あかりちゃんとの同棲のために、長く共に過ごしたこの家を離れた。
大量の茜の荷物を梱包した段ボール箱が消え、残った「立方体P」を見せつけられ向き合わされる、琴葉葵の朝を淡々と描いた短編です。
※失恋やトラウマを抉る描写など、一部の方に不快な表現を含む可能性があります。ご購入の際は十分お気を付け下さい。